トレーナーのこだわり②

身体の前後・左右のバランス

 

「身体のバランス維持は、身体の不調の解消だけでなく、トレーニングにも効果あり!」

ボクサーは右利きですと、左のジャブや左のフックを繰り出す機会が多いので、左腕でのパンチが多くなります。

 

私は右利きでしたので、やはりパンチで左上半身を動かすことが頻繁でした。

 

いつも同じ動作をしていると、負荷がかかるところが硬くなり、左右の筋力バランスが悪くなり、最終的には左の脇腹を痛めるようになりました。

 

 

 

特に36歳で復帰した後は疲労が抜けにくく、残っていると身体をトレーニングで追い込めないですし、ダメージにつながってしまう。そのため鍛えるばかりでなく、ストレッチ・マッサージにより身体のケアや筋力の疲労回復をおこなっていました。

 

また、バランスをよくするため反対の動きをするようになりました。最近ではダルビッシュ選手が左でも投球したり、あれもこのバランスの良さを意識してのトレーニングです。

 

バランスのよい身体になると、体調もよくなるので戦うこともでき、プロボクサーの引退の37歳まで全うすることができました。

 

 

 

前後、左右の筋力や柔軟性のバランスが悪いと背骨や骨盤のゆがみの原因となります。

 

下腹部がぽっこり出たり、太ももが太い、腰痛・肩こりなどの身体の不調はこれが原因ということが多いのです。

 

トレーニングをする上でも、筋力や柔軟性のバランスをよくしながら、鍛えていくことでより効果が上がります。

 

 

 

 

 

「腹斜筋群(脇腹)のトレーニング」

 腹斜筋群の柔軟性の左右バランスが悪いと、側弯の原因となり腰痛の原因となります。

腹斜筋群(脇腹)のトレーニング「サイドベント」は、普通のダンベルなどを使ったやり方よりも、より腹斜筋を伸張収縮させ、柔軟性の左右バランスを整え、脇腹の引き締め効果も高いのです。

 

 

  

「下半身のトレーニング」

 骨盤のゆがみや足の裏の状態が悪いと、腰痛やひざの痛みの原因となります。また、筋肉の付き方のバランスが悪くなり、足が太くなったりむくみやすくなることもあります 

 

骨盤前傾や骨盤後傾となっている方がこのような症状になりますが、前傾が強い人であれば後傾をさせる動作で、逆に後傾が強い方であれば前傾動作で骨盤のゆがみを直し、、前後の筋肉の柔軟性のバランスを改善していきます。

 

の裏の状態や、内側、外側の筋力、柔軟性のバランスが悪いとO脚やX脚の原因となります。バランスの悪い筋肉の付き方となり、足が太くなることもあります。

 

内側・外側の筋力、柔軟性のバランスをよくすることで、O脚、X脚の改善をしながら脚も引き締めていくことができます。